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『プレゼン』を恐れるな!チャンスを掴め!!≪その①≫

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【毎日はプレゼンの連続】

企画会議に営業会議、「君のアイデアに、期待してるよ」と上司に囁かれる。
新規プロジェクトで他社とのコンペ、「我が社の命運は、君にかかっている」と社長に背中を叩かれる。
高額賞金のビジネスコンテスト、「起業出来るかどうかの試金石だ!」とビジネスパートナーに発破をかけられる。
いよいよ明日は彼女の両親にご挨拶、「説得できなければ、お別れね」とすごまれる。
あぁ、実は毎日がプレゼンの連続。
ビジネスパーソンにとって、このプレゼンスキルは、もう必須と言っても過言ではありません。そこで、このコラムでは、そのプレゼンスキルをアップさせるポイントを分かりやすくご紹介していこうと思います。

おっと、自己紹介がまだでした。グッドニュース情報発信塾の大谷邦郎と申します。元々は在阪放送局で記者を長らく務めていましたが、今はフリーランスで、特に中小企業やベンチャー企業を中心に、屋号の通り「情報発信」に関してお手伝いしています。そうした経験を買われて、最近は、数々のビジネスコンテストで、司会や審査員を頼まれることが多くなりました。
そこで、ここでは、ビジネスコンテストにおけるプレゼンの仕方を中心にお話を進めていきたいと思います。
さぁ、“ビジコン優勝者”の肩書をめざして一緒に学んでいきましょう!

 

【プレゼンでは※※※を喋るんじゃない!】

プレゼンの指南講座で、毎回最初に申し上げるのがこの言葉。「プレゼンでは※※※を喋るんじゃない!」。さて、この※※※の部分に何が入るか?

その答えはこちら!
「プレゼンでは、自分の喋りたいことを、喋るんじゃない!」
自分の喋りたいことを喋るんじゃない!って、どう言うこと?とお思いかと。
じゃぁ、何を喋るんだ!と言う声も聞こえてきそうです。その答えは簡単!
「プレゼンでは、相手の聞きたいことを、喋るんだ!」
プレゼンの極意は、まさにこれ!“聴衆”ファースト!!
例えば、他社に新規サービスを提案する際には「我が社ならこんなこと、あんなことが出来ます」と語るのではなく「御社は、こんなことに困っておられるんですよね?であれば、我が社であれば、こう解決出来ます」と語る。と言うことは、相手が何を望んでいるかを、まず探ることが重要なのです。

例えば、彼女のご両親に初めて挨拶に行き、結婚を認めてもらおうと言う貴男にとって、人生においても5本の指に入ろうかと言う重要な“プレゼン”の日。貴方は「いかに彼女を愛しているか」を語ろうとするかもしれませんが、それで、ご両親に響きますか?まず先方のご両親は、二人の結婚に関して何を心配しているのか、何に対して懸念を持っているのか、まずは、そこのところシッカリ情報収集して、その日に臨みましょう!って、婚活応援コラムじゃありませんが、これは、ビジネスコンテストでも同じことが言えるかと。
ビジネスコンテストにも、様々な性格、狙い、目的があります。貴方が今、エントリーしようとしているビジネスコンテストに関して、シッカリと事前に情報を収集
して、プレゼンの作戦を立てて下さい。

 

【みんな貴方を応援したい!】

ビジコンは、確かに「選抜の場」、いわば「戦いの場」であることは間違いありません。しかし、それは登壇者にとってのこと。
一方主催者側は、出場していただく全ての企業、全ての登壇者を応援したいのです。ただ、そこには予算の制限があったり、また、競い合っていただくことで、ビジネスアイデアをよりブラッシュアップして欲しいであったり、モチベーションを高めて欲しいと言う思いがあるからこそ、結果「選抜の場」としているだけなのです。

今、一度繰り返しますが、審査員も含めてビジネスコンテストの主催者側は、皆さんを応援したいのです。
さて、こうしたことを踏まえると、次のようなプレゼンはいかがでしょうか?「このアイデアは凄いんです」「他社には追随出来ない技術です」「今後、売り上げが急上昇するものと予測されます」「他社からの資金提供も大いに期待できます」そうした内容のことを、胸を張り、鼻高々に、とうとうと述べる。主催者側はこう思うでしょう。「素晴らしい!」と。そして、こう呟くです。「応援する必要は・・・無いな!」と。

特にベンチャー企業を対象にしたビジネスコンテストの場合は「今、助けて欲しいこと」「今後、協力をお願いしたいこと」も合わせて述べるべきだと思っています。ビジネスコンテストでのプレゼンで必要なのは「論理的」に伝える術だけでなく、聴衆の〇〇に訴えることも重要なのです。

その〇〇とは?それは、次回のコラムで明らかにいたしましょう!(つづく)

 

『プレゼン』で重要なのは、論理より〇〇≪その②≫

『プレゼン』での話し方、重要なのは❝開ける❞こと≪その③≫

公開日
2022年1月17日
執筆者

グッドニュース情報発信塾 大谷 邦郎氏
1984年:株式会社毎日放送入社。
40歳代半ばまでは大半を「記者」として過ごす。
その後、「ラジオ報道部長」、「宣伝部長」、「人事局キャリア推進部長」を歴任。
取材する側、される側をともに経験したことにより、情報発信に関する独自のノウハウを蓄積することに。また、人事局キャリア推進部においては、様々な研修を手掛けそのスキルを磨くことになる。
2016年10月末、毎日放送を早期退職・独立して現在に至る
・追手門学院大学「笑学研究所」客員研究員
・NPO法人DDAC(発達障害をもつ大人の会)監事
・大阪産業創造館経営相談室 登録専門家 経営相談室 経営サポーター