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大阪の起業家

インターンシップを活用したミスマッチ予防の就職支援サービス『TRANS』を運営

2014/07/31

株式会社 RE-JAPAN 代表取締役

山本 拓氏

インターンシップマッチングサイトTRANS ( http://trans-project.jp/ )の運営

人の協力と信頼のチカラを最大化できる社会づくりをめざし、人と人、人と組織、組織と組織の相互関係の変化からなる社会問題の解決に向け、人財と教育と労働の3つの軸から、産官学民の相互作用を築くプロジェクトづくりに取り組んでいます。教育機関と社会との接点を構築し、産学官民の共育の現場を創出することで、次世代を担う若者がより早い段階で社会参画をし、自身の夢や志の獲得とともに社会人基礎力の育成をいたします。また労働の分野においては、企業の存在目的と志を持った人財のマッチングから社内環境の改善まで行い、高い目的意識をもって、社会発展に貢献できる現場づくりに挑戦しています。

株式会社 RE-JAPAN

起業家紹介

山本 拓(やまもと たく)

株式会社 RE-JAPAN 代表取締役

中学生の頃からデザイナーのなることが夢で、高校卒業後、デザイン専門学校へ進学しました。その後、尊敬する人と人間力を磨くためCafé主任に就きました。デザイナーになりたいという夢の実現のために建築プロデュース会社で広報プランナーとして入社。2007年、起業を志し、阪南大学へ入学。学生団体SPROUTなどの代表を務め、地域情報誌の作成・起業家講演会・国際協力などの活動を経て、大学から起業支援を受けるに至りました。支援期間中に、中小企業の採用活動を支援するフリーマガジン「Sense」を作成。現在は、企業と大学をつなぐ教育プログラムの開発やインターンシップ事業を行っています。

起業のきっかけ

中学2年生の時に人の心や感性を育てる芸術の世界に憧れ、デザイナーになることを志しました。そのときから、中学と高校の教育内容と夢に対する勉強とのギャップによって、「何のために」学校に行くのか分からなくなり、半不登校をしながら独学で芸術の勉強をはじめました。高校を卒業後、デザインの専門学校に入り、飲食店で主任、建築プロデュースのベンチャー企業で、プランナーを努めさせていただいたのですが、教育に対する問題意識は持ったままでした。デザインの伝えるチカラで何かできないかと21歳の時に起業を考え、会計と経営を学びに大学に入ることを決意。大学では、目的がはっきりしていたことと、社会体験をしていたことで、授業の内容が、どんな意味を持つのかを理解することができるようになり、はじめて学校の勉強が面白い、意義のあるものだと感じるに至りました。その体験から、早期から社会体験ができる事業ができないかと考えるようになりました。

起業までの道のり

大学に入学してから、教育の面白さに目覚めた僕ですが、周りの学生は、昔の僕のように、勉強に意味を見いだせない人が多くいました。大学全入時代に入り、目的がなくても入れてしまう、そんな時代になっていました。そして、中退する学生も多く目のあたりにする中で、社会参画できる場として、学生ビジネス団体をつくり地域情報誌を作成するようになりました。その活動を通じ、人が生き活き輝いていくことに意味を見いだし、歓びを感じるに至り、社会体験の場をデザインすることを仕事しようと、2011年より、大学の起業支援を受けました。

はじめは、一人で、お金も物も人も情報もない中からスタートし、志だけを人に話し、たくさんの人のご支援をいただきながら、中小企業の働く現場体験し企業選びを支援する媒体リクルートマガジン「Sense」を作成させていただきました。その活動を一般社団法人 KSIA(関西学生発イノベーション創出協議会)様に評価していただき、同社のご協力のもと、2013年5月に会社を設立いたりました。

今後の思い

現在は、インターンシップ事業を通じ、社会体験の場の創出をおこなっていますが、今後は、企業内だけではなく、大学内や地域との連携を強め、社会と一体になった共育の現場をつくっていきたいと思っています。

支援機関名

一般社団法人 KSIA(関西学生発イノベーション創出協議会)