大阪の起業家
情報格差をなくす!全国のママたちと創る子育て支援アプリ『Wakuナビ』
株式会社Skip job 代表取締役
玉城 倫司 氏
当社は、大阪を拠点に中間支援組織として活動しており、その一つに、女性活躍支援としてSNSを活用したコミュニティ運営を進めていました。その時、「教育格差」と「育児と仕事の両立」の問題によって、子どもの成長に大きな影響を与えていることを感じました。それ以外にも、少子高齢化や地域産業の衰退、若者の地域離れといった問題があるなど、まさに、地域・企業・行政を繋いで解決する必要性を痛感し、全国のママと創る子育て支援アプリ『Wakuナビ』を立ち上げました。このアプリは、子どもの成長や関心に合わせて、登録情報から個別最適化された教育コンテンツや地域のイベント情報に加え、お悩み相談ができるコミュニティなどを提供します。コンテンツ制作にあたっては、ママ達が求める情報や教育コンテンツ、イベント企画などを集めて作っていく仕組みにしています。私たちはこの取り組みを通じて、子育て中のママと社会を繋ぎます。そして、家庭内の学びを豊かにし、社会人としてのスキルアップとキャリア成長を支援し、個人と社会の発展に貢献していきます!
- 起業家紹介
玉城 倫司(たましろ ともじ) 株式会社Skip job 代表取締役
IT企業でシステム開発、営業、業務改善の分野で経験を積んだ後、2022年9月に株式会社Skip Jobを設立。中小企業を対象に業務改善のコンサルティングを行う事業を展開してきました。
2023年12月より、地域、学校、企業、行政をつなぐ中間支援組織としての活動を開始。多様なパートナーと連携しながら、地域コミュニティの活性化に取り組んでいます。
事業を通じて、地域を元気にし、子どもたちが安心して成長できる未来をめざしています。
- 起業のきっかけ
IT技術の進化により、仕事の内容や働き方は大きく変化しました。業務の自動化が進み、ミスを防ぎ効率化を実現する仕組みが広がっています。
しかし、その一方で、自分で考えたり、試行錯誤する機会が減っている現状に強い危機感を抱くようになりました。便利なツールは生活を豊かにする一方で、考える力を失ったり、画一的な働き方が増えるリスクもあると感じています。
これらの課題を解決し、新しい学びの形や働き方を実現したいという思いから、起業を決意しました。
- 起業までの道のり
会社員として経験を積んだ後、独立して個人事業主として活動を始めました。
その後、事業が順調に成長し、株式会社Skip Jobを設立して従業員を雇用するまでに至りました。従業員と共に働く中で、働きやすい環境を整えることの重要性を再認識することになります。
働く中での楽しさや、成長を実感できる仕組み作りの必要性を強く意識するようになり、その考えは社内に留まらず、提供するサービスにも活かすべきだと考え、「ワクワク体験を通じて、笑顔と成長を届ける」 というビジョンを掲げました。
このビジョンのもと、従業員が自分の仕事にやりがいを感じ、成長できる環境を整えると同時に、多くの人々にワクワクする体験を提供するコンテンツ事業として、子育て支援アプリ「Wakuナビ」の開発に取り組むことを決意しました。
- 今後の思い
子育て支援アプリ「Wakuナビ」を通じて、地域、企業、行政、そして教育機関とのつながりを深めていきたいと考えています。このアプリは、ただの子育てツールではなく、社会全体を巻き込んで子育てを支える「ソーシャルビジネスのプラットフォーム」をめざしています。
私たちの目標は、 社会貢献と経済活動の両立を実現することです。地域社会の課題に取り組むために必要なノウハウを共有できる場を作り、関係者が協力して新たな価値を生み出せる未来をめざしていきます。
- 支援機関名