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大阪の起業家

家庭の防災と社会の防災を相互にマネジメント。生活継続計画の専門家『ママ防災リーダー』が活躍できる社会を!

2016/12/15

一般社団法人 プラスワン防災 代表理事

坂本 真理氏

普段の生活に防災をプラスという理念で、生活密着型である家庭での防災啓発に取り組みます。
家庭の防災対策は、まだ支援が十分行き届いておらず、他人事ととらわれていることが多い一方で、特に守るべき対象である「子ども」ができた新米ママさんを筆頭に関心が高まってきています。
そこで、企業防災、地域防災から対象として含まれにくい「ママ」を対象に『ママ防災リーダー養成講座』を開講します。そして、受講後に活躍できる場所を作るため、ママ防災リーダー会員制度を作り、防災関係企業と商品開発のモニター事業などで収入を得られるしくみを提供。また、インストラクター養成講座も開講し、修了者はママ防災リーダー養成講座の先生として活躍できるような仕組みを提供していきます。

 

HPURL:http://plusbosai.web.fc2.com/

 

起業家紹介

大阪府出身。2010年、関西大学大学院社会安全研究科修士課程に第1期生として社会人入学。
主に学校における防災教育について研究を始める。在学中に次男出産を経て修了。
修了後、女性と防災、おやこ防災などのテーマで講演やセミナー、防災イベント等多数手がける。
テレビやラジオ、新聞などのメディア出演も多数あり。

起業のきっかけ

女性の視点からの防災対策というテーマでのセミナーを多数させていただいていますが、話を聞くだけでなく、自分事としてとらえていただくために「動く」ことが必要であると考えています。
防災は幅広い領域であるため、対策といってもどうすればよいのかわからないという声をよく耳にします。特に、被災後の社会復帰について検討している人は少なく、企業であればBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)として、いかに社会復帰を早めるか検討がなされているところですが、家庭生活の復帰はあまり考えられていないのが現状です。
それをLCP(Life Continuity Plan)として、「死なないための防災」から「生き延びる防災」としてベターな方法を考え、動ける人材育成が急務と考えます。
「動く」ためには楽しさ、ワクワク感などが足りないのではないかと考えたりもしましたが、それよりも「仕事」として必要とされているという認識の方が重要であると感じました。
そこで、ママ防災リーダー養成講座を開講し、講座を受けていただいた後に活躍できる「場」をつくることで、「役立ち感」と「学びをお金にかえる仕組み」を作り、コミュニティ作りの一環としての防災教育、事業プランを考えました。

 

起業までの道のり

2010年4月 関西大学大学院 社会安全研究科 防災・減災専攻 修士課程 入学
2012年~ 大阪府学校防災アドバイザー 学校での防災マニュアル作成支援、避難訓練の指導助言に携わる。
2014年12月 任意団体 プラス防災開始。防災講演、防災イベント企画運営などに携わる。
女性の視点からの防災対策についてのセミナーを得意分野とし、メディア出演など活動の幅を広げる。
2016年12月 事業の受託ができるように法人化。一般社団法人プラスワン防災設立。

1度の話で終わるのではなく、継続的に学べる機会を作りたいと考え、また、学んだことをアウトプットし対価を得る方法が重要と思い、今回の事業プランを考えました。

今後の思い

地震の活動期に入った昨今、防災への興味は高まっているものの対策の普及には繋がっていないと感じています。
防災は面白くない、ダサい、むつかしそう、固そうというイメージがあるので、普段の生活の延長上にあるということを意識し、楽しい、おしゃれな、ワクワクする防災をママさんにコミットして作り上げていきたいと思っています。
話を聞くだけでなく、得た知識をアウトプットする機会を作り、win-winの状態を作り上げていき、もって防災意識の普及に寄与していきたいと思っています。

 

支援機関名