大阪の起業家
地域生産者・地域店とコラボし、石窯を搭載したキッチンカーで地域特産品を使った炎の石窯ピッツァを広域に展開し届ける事業
石窯PIZZA ANTHONY 代表
薮下 利広氏
大阪府南河内地域にて石窯ピッツァを中心に移動販売を行なう。
最大の強みである地域生産者・地域店からの「信頼」と「共感」をもとにメニュー開発した石窯ピッツァを通じて、地域の魅力を発信するという理念で事業を行っている。その理念のもと、増車、人材育成、生産者開拓、販路先開拓等の課題に取組み、まずは泉州地域に、今後は北摂、大阪府外といった広域に向けた展開を目指している。
- 起業家紹介
薮下 利広(やぶした としひろ) 石窯PIZZA ANTHONY 代表
前職(生活協同組合)での業務経験
・配送現場でのお客様対応やセールス経験。
・生産者・消費者交流会の企画経験。
・広報部スタッフでの地域活動に必要な他団体との交渉業務経験。
・野外活動キャンプ活動から得た経験
・アウトドア料理、石窯料理、子供と一緒に体験した経験での学び・感動・共感の実体験
平成26年3月 石窯搭載のキッチンカーでの事業展開を決意する。
飲食店経験者ではできないアイデアやメニュー開発を地域生産者・地域を巻き込みながら、販売するノウハウを構築する。
- 起業のきっかけ
来て頂く固定店舗ではなく、自らが多くの方にその美味しさや魅力・石窯の凄さを伝えることができる石窯搭載のキッチンカーで、ピッツァ販売とピザ作り体験を事業展開することを決意する。
キッチンカーならばお客様の所に出向くことができる。生協での配達とよく似ている。自分の業務経験を活かせることができると確信した。
- 起業までの道のり
①キャンプや野外活動が趣味
15年前よりキャンプや野外活動を趣味にしていた。家族でキャンプをよく行っており、ダッチオーブン料理や野外料理を作ることを楽しんでいた。②石窯に出会う
キャンプ施設で石窯に出逢い、石窯の中で焼けていくピザなどを子供と一緒に間近で見た。見る見ると膨らんでいくピザ生地を子供と一緒に見ることができて、その面白さが家族の会話のコミュニケーションの一躍を担った。どうして生地は膨らむのだろう?どのぐらいの温度なんだろうか?どうやってピザができるのだろうか?石窯はどうして作るのだろうか?薪はどんな種類なんだろうか?家で作るピザとはなんで、美味しさが違うのだろうか?等③自宅に石窯を設置
探究心を持って子供と一緒に調べた。自宅に石窯を設置し、ピザやパン・スイーツ・オーブン料理などを作ることを始める。④石窯で焼き上がるピザの魅力を伝えたいという思いが募る
石窯でつくる料理は、家庭では味わえない美味しさだった。この石窯の魅力や炎の力で焼き上げるピザの美味しさと、見えることの楽しさを多くの方に伝えたいと考えるようになった。⑤起業
石窯搭載のキッチンカーでの事業展開を決意する。
- 今後の思い
小規模事業者であっても企業である。私が考える社会的責任は、『利益を出し続けること。そして、社会に貢献し続けること』。
私の理念は、『地域生産者・地域店からの「信頼」と「共感」をもとにメニュー開発した石窯ピッツァを通じて、地域の魅力を発信する』ことです。
地域の方々を巻き込むことこそ、愛着心と応援を得る最大の武器になると考えています。
主体は『地域生産者・地域店・地域の方々』の理念を貫き、そのノウハウで大阪府下に増車させること、そして、全国へアンソニー号を走らせます。
- 支援機関名