大阪の起業家
非正規雇用者に光を!キャリアを向上させる人事評価システム
株式会社OTENTO 代表取締役
鳥居本 敦士 氏
大手総合人材サービス業に勤めていた際、どれだけ頑張ってもキャリアアップや評価に繋がらず、10年頑張って働いても時給が100~200円しか上がらないため、希望を失ってしまう派遣スタッフを身近に見てきました。この環境は、私が勤務していた13年間、変わる事はありませんでした。3人に1人が非正規雇用といわれる現代において、非正規雇用者を適正に評価する人事制度はまだ充実していません。
この状況を何とかしたい!と思い、OTENTO発案に至りました。弊社は、お客様からいただく「ありがとう」をDXし、従業員と雇用主に直接届ける事で適正な人事評価がされる環境を作り、非正規雇用者のキャリアアップを支援します。
見えない努力を見逃さない。働きがいに改革を!
- 起業家紹介
鳥居本 敦士(トリイモト アツシ)
株式会社OTENTO 代表取締役2008年 4月 株式会社セントメディア(現:株式会社ウィルオブ・ファクトリー) 入社
2012年 3月 スタッフ管理業務に携わる
2016年 1月 西日本東海エリア マネージャー就任
2017年 4月 西日本関西エリア マネージャー就任
2019年 5月 株式会社CHABASHIRA設立
2019年12月 株式会社ウィルオブ・ファクトリー 退職
2021年 9月 株式会社OTENTO 起業
- 起業のきっかけ
前職で非正規雇用者たちの生の声を聞いてきた13年間が、本サービスの発案起点です。
ホスピタリティーがあり、優秀な人材であっても「学歴や資格」がないことで自信を持てず、キャリアアップへのチャレンジを諦めてしまう非正規雇用者の方たちが沢山います。
資格や学歴にかかわらず、今、目の前の人に喜んでいただく事に集中し、自分自身に挑戦し続ければ、きっとなりたい自分になれる。日々努力する人が報われる。
そんな、「お天道様は見ている」と実感できる世界に変えていきたい!という想いから起業を決意致しました。
- 起業までの道のり
OTENTOを実現するためには、相当な予算、人脈、支援者、そして覚悟が必要だと考えていたため、経営者としてのスキル、挑戦できるだけの素地を固める為に、最初は別の事業で起業しました。
2019年に初めて起業した会社では、郵便局や商社へ衛生品や消耗品の卸売りを行いました。
2021年には、子会社として株式会社利休という人材サービスの会社も設立いたしました。
3人で始めた当該事業では、1年目の年商が300万円。2年目には1億円を超え、沢山の方々に支持していただくことができました。
夜な夜な、気の知れた仲間や先輩経営者と実現したい思いを語るうちに、「とりちゃん、それやろうよ!とりちゃんがやるなら俺、力になるから。この社会を変えよう!」と、OTENTOの構想に、賛同してくれる仲間や先輩たちの支援が集まり、気が付けばOTENTO創業前に1億を超える出資が決定していました。
思い起こしてみれば、「夢を真っ直ぐに語る。」これしかやっていなかったように思います。
- 今後の思い
夢を語るには努力が必要で、支援をしてくれる方がいるという事は、相当な責任と覚悟が生まれます。
「自分がこの世に生まれ落ちた意味は何なのか。」
昔から、この抑え難き問いと対峙してきましたが、今は確信しています。「OTENTOで社会を照らす事」だと。
現在は、非正規雇用スタッフの割合が多い飲食店などのサービス業を中心に進めていますが、本サービスは、お客様など第三者との接点があれば業種・職種に囚われることなく取り入れて頂くことができるため、日本中にOTENTOの想いを浸透させたいと考えております。感謝の気持ちやポジティブな表現は、与える側も受け取る側も心が満たされるものです。日々の『当たり前』に埋もれてしまいがちな小さな「ありがとう」から特別な「ありがとう」まで、日本中のありがとうをカタチにし、皆様へお届けします!
- 支援機関名