大阪の起業家
オフショア開発の課題を解決!多言語翻訳ツール『Mチャット』を使った仲介事業
合同会社MNET CEO
森口 孝太 氏
当社は、IT業界が直面する深刻な課題を解決するために、エンジニアのシェアリングエコシステム『Mラボ』を立ち上げました。日本国内では、IT人材不足が顕著であり、2030年には約79万人の人材が不足すると予測されています。これに伴い、即戦力となるエンジニアの確保やスキルギャップが課題となっています。私たちは、この課題に応えるためにフィリピンの現地法人も立ち上げ、高度なスキルを持つIT技術者と日本企業を繋ぐサービスを提供します。従来のオフショア開発は、低コストながらも高いスキルを持つ技術者に依頼できたとしても、異文化による言葉の壁とニュアンスの違いから、コミュニケーションに苦戦する傾向が多々発生しています。そこで、当社サービスで一番の特徴である『Mチャット』という多言語リアルタイム翻訳ツールを開発しております。Mチャットは、ITに特化したAIチャットで、業界対応と非言語対応のアルゴリズムにて進化させており、「行間を読む」といった日本語特有の翻訳にも対応しております。これにより、日本のIT業界における人材不足の課題とオフショア開発の課題を解決していきます!
- 起業家紹介
森口 孝太(もりぐち こうた) 合同会社MNET CEO/フィリピン現地法人MTECH LABS INC. 取締役
東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社入社後、東海東京証券株式会社に出向をし、リテール営業を従事。
社長賞受賞後合同会社MNET を設立。
また社内のリソース不足の解決のため、フィリピン現地法人 MTECH LABS INC.を設立。
既存事業であるソフトウェア受託開発事業において400件以上プロジェクトに携わり、受託プラットフォームの「PRONIアイミツ」にてアイミツアワードを3度受賞しました。
私たちはIT 技術を駆使して世の中の”NEEDS を叶える”を理念として日々の業務に勤めております。
- 起業のきっかけ
私の起業の原点は、学生時代の挫折と新たな夢の発見にあります。大学時代、私は野球でプロとして活躍するという大きな目標を抱いていました。
しかし、その夢を断念せざるを得ない現実に直面しました。その時に、自分の人生をどう切り開くべきかを真剣に考えるきっかけとなり、心の中に新たな目標として「起業して成功する」という夢が生まれました。
「世の中のニーズに応え、人々に価値を提供する企業にしたい」という想いが、私の原動力となりました。この理念は、私自身の挑戦と挫折を乗り越えた経験から生まれたものです。自らの力で新しい価値を創造し、多くの人々と共に成長していくことが、私の新たな目標となりました。
- 起業までの道のり
夢を実現するために、まず必要なスキルと知識を身につけることを決意しました。特に、経営者として欠かせない「金融知識」と「マーケティング力」の習得をめざし、証券会社に入社しました。資産運用コンサルティング業務を通じて、金融の仕組みや社会的課題の解決方法について深く学びました。また、マーケティングリサーチを通じて顧客ニーズの本質を見極める力も養うことができました。
その中で、多くの成果を残すことができ、営業部門では社長賞を受賞するという目標を達成しました。
しかし、次の挑戦に進むべき時が来たと感じ、証券会社を退職し、かねてからの夢であった起業を実現しました。
2020年には私のビジョンに共感してくれた役員との出会いもあり、合同会社MNETを設立し、IT技術を駆使して世の中の“NEEDS”を叶えることを理念に掲げました。
これまで培ってきた知識と経験を最大限に活かし、お客様の理想や課題解決を追求する企業をめざしています。
- 今後の思い
「Mラボ」は、単なるエンジニアのマッチングサービスにとどまりません。
私たちは、IT業界が直面している人材不足やコスト増、スピードと柔軟性の課題を解決し、新たな価値を創出するサポートをしていきます。
このサービスは、国内外の優れたエンジニアリングリソースを効率的に活用することで、企業の成長を支援し、同時にイノベーションを生み出す土台を提供するものです。
私たちはMラボを通じて日本国内での展開を加速させるだけでなく、未来に向けてアメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなど英語圏への事業拡大をめざします。
このグローバルな視点と行動力をもって、IT業界だけでなく、社会全体に新たな価値を提供できるよう日々挑戦していきます。
- 支援機関名