大阪の起業家
数量限定・ここだけ!を提供する小ロット型オリジナルレトルト食品製造販売
目利氣358合同会社 代表社員
箱井 美千代 氏
コロナ禍を機に、テイクアウトや物販を検討される飲食店が増えた一方で、オリジナルのレトルト食品を製造したくても、ロットや味の再現性による問題で断念する飲食店も多くありました。
そこで、当社は小ロット(35パック~)、且つ味の再現性90%以上を実現させたレトルト食品の製造から販売までを請負するサービスを展開してきました。おかげさまで創業から1年半で、30店舗40アイテム以上の和洋中様々な料理をレトルト化しております。こうして築いてきた飲食店のネットワークとレトルト化の技術を活かし、地元農家・大学・スポーツチームなどのコラボ企画、ふるさと納税の出品にも繋がっています。
この事業を通じて、作る人・食べる人の笑顔・地域活性化を広げてまいります。
- 起業家紹介
箱井 美千代(ハコイ ミチヨ) 目利氣358合同会社 代表社員
箱井 孝(ハコイ タカシ) 目利氣358合同会社 事業担当者
- 起業のきっかけ
コロナウイルス感染症の第一派時に世の中恐怖と不安に包まれる中、母親が
「お父さん亡くなったら遺族年金だけやと今後不安やわ」
と言われたことに加え、
「母親と一緒に起業できたら、生活面や安否など確認できて、残り少ない親子の時間を過ごせるのではないか」
との思いが頭をよぎりました。
そして、親孝行で商売させていただこう!と起業を決心しました。
- 起業までの道のり
コロナ禍で、飲食店の悲痛な叫びが連日報道され、ECサイトで販売する物販への取り組みを始める特集番組をテレビで目にする日が増えました。
そんな中、今までの食品メーカーとしてのノウハウや、販売チャンネルなどを活用してお役に立てるビジネス構築ができるのではと思いました。ただ、飲食店が商品開発から販売するにあたり、OEMをする際のロットが大きく、コスト面や在庫不安を抱える現状に直面していた経験があり、一店舗経営の飲食店でもOEMに参入できるサービスを思いつきました。早速、起業にあたり、市場調査のため知り合いの飲食店へヒアリング。まさに今求められているニーズであることが分かり、サービスの展開を2022年3月から開始いたしました。
- 今後の思い
サービスを開始して1年半になりますが、クライアントの飲食店さんから「絶対に潰れないでね。」「目利氣358さんがいるから、私たちの料理をレトルト化できてるので、値上げしても良いから継続して」という嬉しいお言葉を沢山いただきました。こんなに感謝していただけるサービスは無いと、もはや我々の事業ではなく、クライアントの事業であると感じ、日々改善とサービス向上に努めております。私たちは、むしろ感謝しながら、クライアントのためにも継続し、全国にこのサービスを展開していくことをめざします!
また、事業継承ではなく親子起業という事業モデルを発信していくことで、世の中に親子経営の新しい形を広げていければと思いっています。
- 支援機関名