大阪の起業家
障がい福祉サービス従業者向けeラーニング研修『Lean on Me』
株式会社Lean on Me 代表取締役
志村 駿介氏
障がい者介護施設の要介護者を支援する事業者向けにeラーニングシステムのコンテンツ制作・販売および人事教育コンサルティング事業を展開します。当社は、eラーニング用コンテンツの考案を行うほか、eラーニングを導入した事業者の利用状況をモニタリングし、状況に応じて事業所に勤務する従業員の教育方針についてコンサルティングを行います。
【HPURL】http://leanonme.co.jp
- 大阪起業家スタートアッパービジネスプランコンテスト受賞プラン
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障がい福祉サービス従業者向けeラーニング研修『Lean on Me』
サポーター賞:フューチャーベンチャーキャピタル賞、SKC船場経済倶楽部賞、ヒューマンファースト賞
先輩起業家賞:夢見る賞、未来電子テクノロジー賞昨今、障がい者支援施設での虐待が騒がれています。離職率が高く人手不足が目立つ業界の為、入社後の研修が無いことも多く、「現場で覚える」スタイルで運営されています。その結果、虐待であると気付かずに虐待をしているケースがみられます。アメリカ合衆国オレゴン州では障がい者支援者に体系的にまとめられた研修プログラムを受講することが義務付けられており、支援者の知識・実技水準を高く維持しています。この体系的な研修をもとに、カリキュラムとコンテンツを日本向けにアレンジした障害福祉支援者向け研修を弊社が提供し、「障がい者にやさしい街づくり」の実現に取り組んでいきます。
- 起業家紹介
志村 駿介(しむら しゅんすけ) 株式会社Lean on Me 代表取締役
1990年3月2日生まれ。大阪府高槻市出身 大阪体育大学体育学部卒
家庭に知的障がいのある弟をもち、共に暮らしてきたことで、「生きる意味」に気づきました。そして、弟を含めた障がいのある方と接することで、「人を思いやる心」、「人への興味」を持ちました。これらの体験から障がい者とは、「人と人の間に上下関係を作らず、互いを尊重した人間関係を構築するきっかけを与えてくれる存在」であると認識しています。
- 起業のきっかけ
身近にいる弟や障がいのある方の存在が大きく影響しました。
街中で困っている人を見つけた時に、そっと手を差しのべてくれる人が少ない気がしました。今までは、障がいのある方が、「助けて」と言わなければいけなく、常に障がいのある方だけに社会に順応することが求められてきました。もちろんそれも大事なことなのですが、互いが歩み寄ることが最も重要であると思います。
社会が歩み寄るために、社会に障がいについて伝えていく必要がある。
私は、そこに使命感を感じて起業を決意しました。
- 起業までの道のり
大阪で障がい者支援施設に勤めていたとき、マニュアルと研修の重要性に気づきました。
府内外の施設を見学しましたが、そのどちらも実現できているところは非常に少なかったのです。そして、その実現の為に効果的なeラーニングに行き着きました。
ちょうどその時、オレゴン州が障がい者支援先進地域であると聞いて、一ヶ月の見学を実行しました。そして現地で運用されている教育方針(オレゴン方針と呼んでいます)のことを知って衝撃を受け、「この体系的な教育方針を日本でも普及させたい」と思い、eラーニングを活用して創業することを決意しました。
- 今後の思い
障がい福祉サービス従業者の研修を進めていく中で、障がいについて学んで頂き、身近な人に周知できるようになればこの社会が少し変わると思っています。
また次のステップとして、ダイバーシティに向けた取り組みを考えています。
障がいのある方の受け入れ体制の整備と離職を防ぐために、障がい者雇用を考えている企業様へ弊社の研修を提供したいと考えています。
- 支援機関名