大阪の起業家
空室と勉強する場所を求める大人をつなぐ『シェアリングエコノミー』
株式会社アイルビー 代表取締役社長
柳原 忍氏
自習室の運営及び受託サービス
勉強場所で困っている「大人」と、空室で困っている「オフィスビルオーナー」を、自社の持つノウハウを用いて「自習室」という空間でマッチングさせるシェアリングエコノミー。
既存の自習室は受験生をターゲットにしており、社会人にとっては通いにくいものである。そこで、「大人が勉強できる空間」としての自習室を提供。
自習室の提供にあたっては、テナントが付かず空室に悩むオフィスビルオーナーに、自習室という事業を行ってもらい、その運営を全て自社で受託することで、実質ビルオーナーはノウハウも手間もなく収益を生み出すことができる。
- 起業家紹介
柳原 忍(やなぎはら しのぶ)
平成23年1月 勤務先の店舗(古本屋)の譲渡を受け起業
平成25年3月 新規事業として自習室事業を開始
平成27年3月 MBA取得
平成27年5月 総合格闘技を習い始める
平成28年8月 シェアリングエコノミー(応募したビジネスプラン)を開始
平成28年9~12月 毎月1店舗ずつ計4店契約を獲得
- 起業のきっかけ
会社を作り「自分の思う理想的なコミュニティーを作りたい」という思いから起業を志す。
- 起業までの道のり
過去に起業し倒産を経験。倒産した理由が経営の知識不足だと考える。
再び機会があり起業するが、同じ轍を踏まない様、知識を得る為にグロービス経営大学院に入学を決意。2年後MBAを取得し卒業。この知識を武器に、再び自習室事業で起業。昨年8月より、シェアリングエコノミーを活用した自習室の運営及び受託サービスのビジネスプランを開始する。
- 今後の思い
もっと有料自習室という存在の認知が上がり、勉強場所に困っている人に使ってもらいたい。それによってスキルアップする人が増加すれば、イントレプレナーやアントレプレナーが誕生する。そういった前向きな大人がたくさん増えれば、世の中に大きな変化をもたらすことに繋がる。
一方、借り手が見つからず埋もれてしまっている、活用可能な資産であるオフィスビルも活性化することになる。
更に、勉強したい大人たちが自社の自習室を利用すれば、通常より安価に利用できる為、顧客にとっても嬉しいサービスである。
この事業が広がれば不動産業も活性化し、スキルをもった人達が世の中に沢山増え、大阪が明るくなる。
まさに三方よし、のビジネスモデルと考えている。
- 支援機関名