大阪の起業家
キャンドル作りで個性を活かす!障がい者と社会を繋ぐハンドメイドキャンドルの制作・販売と通信講座の展開
一般社団法人ハンドメイドキャンドル協会 代表
角尾 みなこ氏
私には障がいがある子どもが2人います。その育児の経験から、『発達障害者の家族の会』に属しており、その皆様の経験談から、キャンドル作りで障がいを持つ方々の支援をしたいと考えました。
キャンドルの炎は「1/fのゆらぎ」効果で安心やリラックス効果を感じられる他、自宅で簡単に作ることができます。特に、キャンドルは個性や感性が表現できます。それを商品として販売することで、引きこもり傾向の方や、生きづらさを感じる方の社会に繋がるきっかけになれば!と、協会を立ち上げました。
現在は、障がい者施設でキャンドル作りを開催し、完成したキャンドルを買い取りして、インターネットや豊中市のふるさと納税の返礼品として販売をしております。
この事業を通じて、働く喜びを感じ、社会との居場所を作り、地域の架け橋になることをめざします!
- 起業家紹介
角尾 みなこ(かくお みなこ) 一般社団法人ハンドメイドキャンドル協会 代表
大阪府豊中市生まれ
山野愛子どろんこ美容管理エステティシャン上級ライセンス
日本エステティック業協会 AEA上級エステティシャン
2019年 一般社団法人ハンドメイドキャンドル協会設立
(2021年11月末時点:通信講座受講者数154人/登録講師70人)
- 起業のきっかけ
私は20年間美容業界に携り、結婚、出産を経て2人の子どもを育ててきました。その子ども2人とも、思春期になってから、障がいがあることがわかりました。そのうち一人は引きこもり傾向です。当初は、障がいがあるという事を受け入れることが出来なくて、自分や子どもを責めては、一人悩みを抱えている時、『発達障害者の家族の会』を知りました。そこで沢山の方々のお話しを聞いて、私だけが辛いのではないと、元気と勇気をもらいました。そして私は、そんな生きづらさを感じる方々が社会に繋がるきっかけを作りたいと思い、私の癒しでもあった、ものづくりで起業することを決意しました。
- 起業までの道のり
私は、障がいがある我が子2人の為に、そして、生きづらさを感じる方を社会に繋げたい!という想いだけで起業をしました。
経営や、マーケティングなどの勉強をしたことは一切ありません。それ以前に、全くITができませんでした。ずっと美容業界でエステティシャンとして、一対一のフェイシャル技術の提供だけをしていたため、自宅にパソコンは持っていても、使い方もわからず、WordやExcelの意味さえも知りませんでした。そのため、設立を決めてからは、毎日の出会いを大切に、人と人との繋がりを大切にして、沢山の学びをいただきました。そして一人でも多くの方に、当協会を知っていただけるようにと、発信し続けております。
- 今後の思い
生きづらさを感じる方や、そのご家族に、キャンドル作りを通して
、癒しと社会に繋がる喜びを感じていただきます。現在、通信講座 では、一日で資格を取ることで、自信を持ち、働くきっかけにと、 全国の生きづらさを感じる方にSNSを通して、展開をしておりま す。そして昨今、8050問題や高齢化する引きこもり問題も加わ り、社会で働くことが難しい方が、いつでも集える居場所を作り、 一日一時間だけでも働いて、収入を得る喜びを通じ、自信を持って もらいます。そしていつの日か、社会の雇用の架け橋になり、 一人でも多くの方を繋げていきます!
- 支援機関名