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大阪の起業家

「空き家問題」と「就職ミスマッチ問題」を建物で解決する就活シェアハウスCREWSOプロジェクト

2016/07/11

株式会社キャリアアップ 代表取締役

野口 政隆氏

インターネット中心の就職活動と違い、就活シェアハウスを通じて企業と学生の人間関係を構築しながら就職先を見つけるのが「就活シェアハウスCREWSO」。

リアルに向かい合う場を提供することでお互いをよく知ることができ、就職ミスマッチを無くすのが狙い。新しい形の就活スタイルを今後展開していくことで空き家の再生と就活シェアハウスをつなぎ、そこから収益を生み出していきます。

HP: http://crewso.co.jp/
HP: http://career.crewso.co.jp/

起業家紹介

野口 政隆(ノグチ マサタカ)氏 株式会社キャリアアップ 代表取締役

1975年2月4日生まれ
専門学生の時に就活で撃沈、アルバイト先の会社にそのまま就職する。
設立間もない社員3人の弱小ビルメンテナンス会社の営業職としてスタート。
下請け体質からの脱却をはかり、エンドユーザーへ飛び込みセールスを実施するもことごとく撃沈、苦渋を味わい途方にくれていたころ競売物件と出会う。
いわくつきの物件を取り扱う顧客を次々と獲得し、中古物件の再生を手掛けるようになる。
このころから顧客のニーズを掴んだダイレクトマーケティングを確立、下請け体質のビルメンテナンス会社から元請けの建設会社へと変貌を遂げる。

2008年会社が倒産、13年間働いた会社で多くのことを学ばせていただいた。
2008年5月、部下3人と共に独立する。株式会社ディーマン設立
2008年9月、リーマンショック勃発!いきなり沈没寸前の危機に直面するも心意気のあるクライアントから大型受注をいただきセーフ!大感謝。初年度から8期連続黒字、粗利増益中。
2010年から新卒採用スタート、2016年現在、第6期生を募集中。
2013年2月残置物回収業を主とする子会社「株式会社引き取りまっせ」設立
2013年6月不動産事業を主とする子会社「新世帯住宅株式会社」設立
2015年5月学生支援を主とする子会社「株式会社キャリアアップ」設立

 

起業のきっかけ

母体となるディーマンで社会に貢献できる建物創りをしたいと考えていました。
そこで我々は身近で起こっている問題や課題に目を向けていったとき、特に関わりの深かった空き家問題と就職ミスマッチ問題にフォーカスしました。
現在の就職活動では限られた短い期間の中で、広く浅い情報を元に就職先を決めています。
「就職」という人生における一大イベントで孤独に不安を抱えながら戦っている若者達を支援したい。
そこで生まれたのが「就活シェアハウスCREWSO」。若者達を応援するチームとして株式会社キャリアアップを設立しました。

 

起業までの道のり

コンセプトシェアハウスを創るのには紆余曲折しました。
どんな手段で就職ミスマッチをなくしていくのか?当初は学生に向けたスキルアップトレーニングをするための研修施設を計画しました。
集客コンテンツとしてITを駆使したソフトを開発をしようと計画しましたが、革新的サービスの補助金申請に落選し断念。
考え直して、まずは一人一人の学生と向き合うことから始めていきました。そんな中で頑張ってる学生達を取材したフリーペーパーをつくりはじめました。これを皮切りにどんどん横のつながりで学生たちと接触する機会が生まれました。
学生達はユニークな取り組みに興味を持ち、どんどん集まってきたので、今度は運動会をやろうと計画しました。
200人規模の運動会を企業と学生の混合でやろうということで半年かけて学生と一緒につくり上げました。今後も学生と一緒に理想の就活のカタチをつくるために探求し続けていきます。

今後の思い

「ハッピーライフワーク」

就活シェアハウスを通じてこれからの就職のあり方をより良く変えていきたい。

若者達に働くことで幸せになれる人生を歩んでもらうために、仕事のやりがいや楽しさをもっと伝えていけるような場創りをしていきたい。

また、そんな場となる建物を増やしていくことで空き家問題の解決につなげ、社会貢献型物件というカテゴリーで新たな不動産市場をつくりたい。

社会に必要とされる仕事をつくり、お役にたつことで働く社員たちにも喜びと感動を与えていきたい。

支援機関名

近畿大阪銀行