HOME ⁄ 大阪の起業家 ⁄ 薄毛に悩む方々に寄り添う!真の髪のプロフェッショナルたる理容師・美容師を育てる『美USUGEマイスター』認定制度の創設

大阪の起業家

薄毛に悩む方々に寄り添う!真の髪のプロフェッショナルたる理容師・美容師を育てる『美USUGEマイスター』認定制度の創設

2019/08/14

一般社団法人日本美USUGE協会 代表理事

松本 圭司氏

性別に関わらず、薄毛に悩む方々に対して、それぞれの状況・気持ちに寄り添いながら、髪型だけではなく、全体最適を提案できる理容師・美容師を育てる「美USUGEマイスター」認定制度を確立いたします。

少子高齢化が進む中で理容師・美容師の方々は自身も歳を重ねることことで、若年層の顧客を失っています。一方で顧客のボリューム層は薄毛に悩む40代以上が中心となってきています。そのような中で、成熟する業界がこれまで取り逃し、さしたる提案もしてこなかった顧客層(=薄毛に悩む方々)を開拓できる「解」を提供していきます。

「解」となるのが「美USUGEマイスター認定制度」です。これまで培ってきたノウハウ・知見を体系的にまとめ、実践的な講義を理容師・美容師に提供することで、薄毛に悩む人達からみて「真の髪のプロフェッショナル」であるかどうかを分かるようにします。

 

HP:https://www.be-usuge.or.jp

起業家紹介

松本 圭司(まつもとけいじ)
1973年生まれ。神戸市出身。
美薄毛研究家。株式会社カルヴォ代表取締役、一般社団法人日本美USUGE協会代表理事。
慶應義塾大学環境情報学部(SFC)卒業、神戸大学大学院経営学研究科専門職大学院課程修了(MBA)。
日系メーカー3社で勤務後、薄毛を隠す・増やす手段以外で解決することを目的とした事業案で、森永製菓主催のビジネスプランコンテストに入賞し、2016年8月に株式会社カルヴォ設立。
2018年1月に一般社団法人日本美USUGE協会を設立。
著書に、『ハゲを着こなす―悩みを武器にして人生を変える方法』(WAVE出版)、『僕でもできた!「おもしろい」を仕事にする(しごとのわ)』(インプレス)がある。「あさイチ」「クローズアップ現代+」(NHK総合)などメディアへの出演多数。

 

起業までの道のり

私が薄毛になる過程で育毛に勤しむ中、ふと「何故、頭髪が豊かな人がしなくても済む、増やす・隠すといった行為を、自分はこの先一生続けていかなければならないのだろうか?世の中に隠す・増やす以外の『魅せる』という選択肢がもっと認められても良いのではないだろうか?」と思ったことが元々の事業発案の動機です。

私は神戸大学大学院経営学研究科(MBA)ビジネススクール在籍時の2012年に、「コンプレックス」を如何にしてビジネスに出来るかについて経営学的にケース分析を行い、学内のプロジェクト研究において最優秀賞を受賞しました。その当時得られた知見をもとに、コンプレックスへ抵抗するのではなく、寄り添うことを通じて、コンプレックスを持つあらゆる人々にとって居心地の良い社会を実現することを目的に2016年8月に株式会社カルヴォを設立いたしました。

会社設立後からこれまでの約3年間の活動では、薄毛に悩む男性向けに「カルヴォパーソナルプロデュースサービス」を展開してまいりました。この間、多くのメディアにて取り上げて頂くなかで「薄毛を魅せる」コンセプトを広く知って頂くことが出来た一方で、同じ薄毛の男性であっても、やはりカツラで「隠す」、育毛剤で「増やす」、そして何も手を打たない男性と、薄毛を自分の特徴として受け容れ、「魅せる」を選択する男性との間にはキャズム(深い溝)が存在することが分かってきています。

そのため、これまでの薄毛に悩む男性に魅せるコンセプトを浸透させる活動と並行しながらも、男女を問わず、美しい薄毛の魅せ方についてのノウハウを持つ理容師・美容師を育成することを目的とした、「美USUGEマイスター」認定制度を確立・普及するために、一般社団法人日本美USUGE協会を設立しました。

 

今後の思い

私が薄毛に悩み始めたのは社会人になった20代前半の頃です。新入社員として配属された初任地で通っていた理容室のオーナー兼理容師さんに薄毛に悩んでいることを打ち明けたところ、そのオーナーが個人輸入していた「ロゲイン」(今現在も日本国内での販売許可がされていない米国発の商品。ロゲインのジェネリック薬が日本で初めて発毛効果が認められ、1999年より大正製薬から発売されている「リアップ」)を勧められ、何の疑問も持たずに使い始めました。

ところが使い始めて数週間もしないうちに、自分でも分かるほどに頭髪が細くなり、脱毛の量が増えていき不安になりました。その理容師の方に相談したところ、初めは脱毛が進むものであると言われましたが、その根拠や理由については一切説明がされず、結局自分の判断で使用するのを辞めることにしました。

この時の経験を通じ、理容師・美容師が勧める商品が必ずしもその人に合うものとは限らないということと、薄毛に本当に悩んでいる人達に寄り添ってもらえるプロフェッショナルかどうかを顧客が事前に知る術は無いだろうかと疑問が湧いてきたのです。

飲食店では「食べログ」のような評価サイトで美味しい店、そうではない店が判別できる方法があるのにも関わらず、髪という人生と切っても切れないほど重要なコトを扱う理容室・美容室の世界には信頼できる評価システムが現状では存在しません。そのため、

「真の髪のプロフェッショナルかどうかを誰が見ても分かるようにする」

ことで、薄毛に悩む方々にとってどの理容師・美容師が相談すべきプロかどうかが分かる仕組みを作り、結果として髪のプロフェッショナルである理容師・美容師を際立たせるのと同時に、薄毛の方々にとって生きやすい世の中を作ることに寄与したいと願っています。

 

支援機関名

豊中商工会議所