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大阪の起業家

スキャンするだけ!20秒で帳票をデータベース化できるAIアプリ『ドキュパカ!』

2024/07/22

株式会社アルパカ 代表取締役

石垣 翔太 氏

『ドキュパカ!』を立ち上げた背景は、私が製造業の生産管理部門で勤めていた頃の苦い経験があります。1日200件ほどの注文書をシステムへ手入力していた際、納期入力ミスにより会社に750万円の損失を出してしまいました。この失敗経験をきっかけに、入力作業や確認作業の効率化を図るためのサービスを作りました。『ドキュパカ!』は、あらゆる帳票を写真やスキャンでアップロードするだけで、20秒でAIが自動でデータベース化してくれます。シンプルな操作なので直感的に使え、煩雑な手入力作業を削減し、生産性向上を実現します。この『ドキュパカ!』をとっかかりに、DXの導入ハードルを極限まで下げることで、IT担当者がいなくても、中小企業のデジタル化を促進することに寄与したいと考えています。
企業の帳票管理を効率化することで、多くの企業が本来の業務に集中できる環境を提供し、日本の経済発展を支援していきます!

HP:https://al-pa-ca.com/

 

 

起業家紹介

石垣 翔太(いしがき しょうた) 株式会社アルパカ 代表取締役

名前のとおり石垣島がルーツの1988年生まれ、36歳。家族4人暮らし。
2021年に個人事業主として独立し、2023年4月に株式会社アルパカを設立しました。
大阪を拠点に、中小企業を対象に生成AIやノーコードを活用した業務アプリの開発を手がけています。最短3日で現場に即したプロトタイプを迅速に開発できることが強みです。
「世界に勝てる日本の中小企業をバックアップ」というテーマのもと、事業を展開しています。

起業のきっかけ

独立前は中小製造業の生産管理部門に勤めていましたが、1日200件以上の注文書を手入力することに疲弊する毎日でした。
ある日、注文書の入力時に納期の入力をミスし、会社に750万円の損失を出してしまったことがあり、手作業によるデータ入力の限界を痛感しました。
この出来事をきっかけに、何の知識もないところからExcelマクロ、RPA、Accessなどを独学で学び、業務効率化ツールを社内で開発し、年間2,800時間の業務時間の削減を達成しました。
社内にIT担当者を置けず、同じように困っている会社を救えるのではと思い、「1社に1人DX担当者を」という経営理念で起業しました。

起業までの道のり

企業の方々とお話する中で「帳票のデータ化」に対して多くの中小企業が課題を感じていることに気づきました。
AIや文字認識技術の活用について、ネット検索や動画などを通じて独学でプロトタイプの開発に取り組みましたが、初期の試作品は多くの問題を抱えていました。
実際の運用に耐えうるレベルまで製品を仕上げるために、エンジニアの奥谷とともに、製造業での実務経験を活かし、現場からのフィードバックを元に改良を30回以上重ねました。
これらの実践を経て、現在の非エンジニアでも使いやすく汎用性のある「ドキュパカ!」が完成しました。

今後の思い

当社としてプロダクト・サービス展開が初めての取り組みのため、UXやプロモーションなどの課題を感じており、さまざまなアドバイザー様との協力関係を築いていきたいと考えています。
「ドキュパカ!」を通じて、DXの導入ハードルを極限までさげ、社内にIT担当者を置けない中小企業でも手軽にデジタル化を進めていただけるよう、サポートしていきます。
日本の経済発展と、中小企業の持続可能な成長に貢献するため、今後も全力で取り組んでいきます!

支援機関名