大阪の起業家
中小企業の資金繰りをお助け!新しい支払いの形を実現する『Pelp』
インターネットマネー 代表
小川 宣弥 氏
私たちの生活・経済は中小企業の力で支えられています。
しかし、中小企業の多くは、資金繰りに悩んでいます。特に、案件を受託する際、先行資金を用意できなければ、せっかく受注できる案件も手放さなければなりません。
そこで、私たちのサービス『Pelp』は、取引する企業の間に入り、バイヤーが早く仕入代金を入金する代わりにサプライヤーから代金の割引を受ける「早払い割引」という支払いの形を実現します。資金に余裕のあるバイヤーは、早払いを行うことでコストカットができ、資金を必要としているサプライヤーは、売掛金を早く現金化できます。このWin-Winの支払いが中小企業の資金体力を強くし、日本経済に活力を与えていきます。
- 起業家紹介
小川 宣弥(オガワ ノブヤ)
インターネットマネー 代表2001年生まれ。大阪府高石市出身。
2019年 3月 大阪府立北野高校卒業
2019年 4月 大阪大学基礎工学部入学
機械学習や人工知能などアルゴリズムについて学ぶ
2020年 8月 金融系アルゴリズム開発に従事
2022年 7月 同年2月に立ち上げたNFT事業を一部上場グループに売却
2022年 8月 NFT事業で共に活動したメンバーと創業、今に至る
- 起業のきっかけ
高校生の時に、スティーブ・ジョブズに憧れて起業を意識するようになって以来、日本を動かすような大きな事業を作ってみたいという思いを持つようになりました。
大学入学後、起業を意識してベンチャー企業で働いていた時、売上は伸びているのに、入金が追いつかず運転資金ショートする「黒字倒産」の危機に直面したことで、小規模事業者の資金繰りについての課題に強く注意を向けるようになりました。
その後調査する中で、中小規模の事業者において、そのような問題は決して珍しいものではないことがわかってきました。
日本の企業のほとんどは小規模事業者であり、その事業者の死活問題を解決することは日本を動かすような事業になると考え、起業しました。
- 起業までの道のり
『Pelp』で起業するまでの道のりで、私が最も幸運だったのは共同創業者に恵まれたことです。
共同創業者は大学一年の頃から共にプログラミングやビジネスをやってきた同級生で、志を共有し進めてまいりました。
企業にヒアリングを重ねていく中で、『Pelp』の見えていなかった問題点や課題が浮き彫りになる中で、どのようにその問題を解決するか、共に話し合うことで、事業をスタートするところまで持ってくることができました。
仲間のためにも、私は『Pelp』で世界を変えなければならないと思っています。
- 今後の思い
本事業は、小規模事業者を救うだけでなく、地域経済全体の繁栄を作る重要な財務インフラになる可能性を秘めています。私たちはまだ学生で、経験や人脈は十分ではないかもしれません。しかし、『Pelp』が世界を変えるサービスになるまでのビジョンは、はっきり描けています。世界を変えるサービスを作るというのは、途轍もなく厳しい道です。たくさんの人の支援を受けて自分が事業をできていることを忘れずに突き進んでいきたいと思います。
- 支援機関名