大阪の起業家
全国100万人以上いる失語症や高次脳機能障害の方をサポート!言語聴覚士によるオンラインリハビリで復職率、就労継続の向上をめざします!
株式会社くるみの森 代表取締役
西村 紀子氏
脳損傷による後遺症「失語症」「高次脳機能障害」の人を対象とした言語リハビリテーションを、通院・通所の負担がないオンラインを活用して実施しています。
2019年より三菱財団の研究助成をうけ、独自の評価方法とリハプログラムを研究してきました。特に、社会課題である就労世代の社会復帰と就労継続に力を入れています。
HP:https://peraichi.com/landing_pages/view/kuruminomorionline
- 起業家紹介
西村 紀子(にしむら のりこ)
1970年 鳥取県生まれ
1992年 大阪大学人間科学部卒業
2003年 言語聴覚士 資格取得
老人保健施設、総合病院、リハビリテーション病院、脳神経外科病院などに勤務
2018年 NPO法人Reジョブ大阪 設立
2019年 株式会社くるみの森 設立
非常勤アドバイザー、出版、研修、講演など多数
- 起業のきっかけ
入院している病院で診断されない、回復が見込める人に必要なリハビリテーションができない医療保険制度の限界を実感。さらにこの障害の社会的認知があまりに低いため、復職しても就労継続が難しい人が多く、さらに雇用する企業も困っていることを知ったことがきっかけです。これらの社会課題を医療職の経験を活かして解決し、障害があっても、その人の能力を活用して社会参加できるまで支援ができる仕事がしたいと思い、起業しました。
- 起業までの道のり
病院に勤務しながら、NPO法人を設立しました。活動する中で、退院後の言語リハビリの継続の必要性を実感しました。保険外リハビリテーションを行う施設は増えましたが、遠方である、高額である、そもそも言語聴覚士が不在などの問題があり、オンラインで言語リハビリの提供を考え、2019年から研究開始、2020年から事業化をしました。
- 今後の思い
社会的認知を広めるところからスタートですが、知ってもらうことで市場は開けると考えます。医師や関係者団体などの連携先がある、独自のオンライン言語リハプログラムを強みに、市場開拓を行い、リハビリテーション医療における最後の課題といわれる「高次脳機能障害」「失語症」の社会復帰を支援、雇用率の改善に努めたいと思います。
- 支援機関名