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大阪の起業家

プラごみ削減!食べられる容器『エコプレッソ』の事業展開で地球環境に貢献

2019/08/13

テンセンス株式会社 代表取締役

林 真智子氏

大阪天満橋にある小さなカフェからのスタート。
エスプレッソを多くの方に飲んでもらいたい、美味しく楽しんでもらいたいと考え、焼き菓子で作ったエスプレッソカップ が誕生しました。
カップごと食べて無くなるから『エコプレッソ』。
見た目の可愛さや目新しさからSNSで瞬く間に拡散。
そして、カップを洗う水や洗剤も不要で、プラごみも出ないエコ商品であることに気が付きました。今では地球に優しくもっと日常的に使用できるお皿やスプーンといった食べられる食器シリーズの展開に着手しています。
楽しくエコ活動できる可食容器というジャンルを提案していきます。

HP:https://www.10sense.co/

起業家紹介

2003年 司会業(イベント、結婚式、式典、ラジオパーソナリティー)を始める
2012年 老後の為、夫がエスプレッソ専門のカフェ RJ をオープン
2013年 太陽光発電、充電池で動く、エコプレッソコーヒーバイクを開発移動販売を開始。
様々なイベントへ参加しエコへの関心が高まる。
2014年 テンセンス株式会社 設立 代表取締役に就任
2016年 可食容器 エコプレッソ 開発(SNS,やメディアに紹介される)
2017年 ものづくり補助金から採択され量産体制確立
エコプレッソの商標、意匠登録
2018年 エコプレッソの卸業開始
2019年 クライドファンディング にてコンパクトエコプレッソベーカー開発
2019年 ニュータイプ及びラインナップを増強

起業のきっかけ

夫婦で始めた天満橋のエスプレッソ専門「RJカフェ」。
当初エスプレッソは苦い、少ないと言ったネガティブな飲み物で、なかなか受け入れられませんでした。それでも広めたい!という思いから、エコプレッソコーヒーバイクという3輪自転車を開発。それは、充電池と太陽光発電でエスプレッソマシンを動かし街中でもエスプレッソを飲んでもらうために開発した自転車でした。思 いに賛同してくれるバリスタが集まり、エスプレッソの移動販売というビジネスを確立しました。そこで、地球環境にやさし いイベントへ出店したところ、使用するカップはリターナブルというもので、そのカップを洗うために大量の水、洗剤を使用し、大勢のスタッフが回収と洗いを行っていました。“本当のエコとは?”という疑問と“エスプレッソを広めたい”という思いが可食性容器の『エコプレッソ』(エコなエスプレッソ)を誕生させました。

今後の思い

テンセンスとは夫婦2人の五感を合わせ、目的を達成したいという意味を込めて設立した会社です。50代という年齢を迎え、事業を大きくするという選択よりも地球環境に少しでも貢献したいという想いに変わり、始めた可食容器事業。
地球を救うことはできないかもしれないが、そのきっかけの一つになればいいと考え、セカンドライフを捧げていきたいと考えています。

支援機関名

日刊工業新聞社大阪支社