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大金持ちの社長夫人になるはずが・・・

当時、就職先として花形でもあった金融機関を退職後、
英語を勉強するためカナダへ留学。
帰国後、現・フューチャーフィッシュ代表取締役である主人と結婚。
主人の「大金持ちの社長夫人にしてやる～」の言葉を信じ、
ついていくことを決意。夫婦で水産商社を起業。

しかし現実は、
人脈ゼロ・経験ゼロ・資金ゼロのナイナイづくし

想像を絶するほどサバイバルな人生であった。
海外からのサプライヤーを探すためにインターネットで募集し、
毎日100件以上の問い合わせの中から取引先を選定すること数か月。
国内での販路開拓においては、北海道から沖縄までの電話帳を検索・調査し、
関連企業へ毎日、数十件単位で飛び込み営業の電話をかけるが、
新参者は「ノー」が当たり前の業界。
やっとアポイントが取れた先に営業へいくこと北海道から沖縄まで100件以上。

また、輸入されてきた魚をコンテナから出してみると、
価値観のずれから約6割が鮮度落ちで売れない状態であり、海外取引における検品体制の重要性を知った。

ゼロからの起業、売上が上がらないどころか、海外取引における注意点を知らないことによる損失
といった経験を得ながら、現在では、ニュージーランド・パキスタン・バーレーン・UAEから
年間約1000トンの冷凍水産物を輸入し、全国へ卸売販売を展開。
パキスタン産タチウオにおいては、輸入量トップシェアを占めるまでに成長。

今回は、ナイナイづくしを乗り切った起業体験から、
起業前後に必要な覚悟と乗り越え方をお聞きしていきます。
また、海外ビジネスにおけるアドバイスも伺っていきたいと思います。

■内容
19:00～19:40：トークセッション
　　　起業家ゲスト：津森　恵子氏
　　　　　　　　　　株式会社フューチャーフィッシュ　取締役副社長
19:40～20:00：質疑応答
20:00～21:00：交流会

■起業家ゲストプロフィール
津森　恵子氏
株式会社フューチャーフィッシュ 取締役副社長
関西水産の会　会長職

1995年、個人商店“フューチャーフィッシュ”として、資金・人脈　ゼロからの出発。
飛び込み営業から地道に信頼関係を築き、少しづつ取引先を開拓。
2001年法人化。2004年、パキスタン産タチウオ輸入量、トップシェアとなる。
魚料理を通じての食育活動にも取組みを開始し、神戸新聞主催「クッキングスクール」へ金目鯛の提供や、
神戸市長田区「アスタキッチンスタジオ」にて『お母さんが子供に食べさせたくなるレシピセミナー』を開催する他、
魚を使ったレシピ作りにも取り組んでいる。
津森副社長においては、2013年から2年間、農林水産省　水産庁の「水産政策審議会委員」に任命され、
「東北の水産業復興」「魚食普及」などについて会議に出席するなど、経営者としてだけでなく、
魚を通じて日本の活力向上にも注力している。

■参加費
1,000円（当日受付払い）

■定員
30名

主催：大阪起業家スタートアッパー事務局